タイムマシンは作れるのか?:astronomy013

一度は誰もが考える事

事務・受付担当の「さいたまあちゃん」です。

 

前回は、「特殊相対性理論」の速度合成式ついて解説しました。

今回は、その続きを解説したいと思いますが、堅苦しい話が続いて飽きてきているかもしれないので、少しコーヒーブレイク的な内容を挟みます。

 

皆さんは一度は考えた事があると思います。

「もしも、タイムマシンがあったら、過去に戻ってもう一度やり直したい」

 

SFの小説、映画、アニメで頻繁に取り扱われるのも、タイムトラベルです。

タイムボカン、ドラえもん、バックトゥーザフューチャー、ドラゴンボール、君の名は。、コーヒーが冷めないうちに、時をかける少女、ターミネーター、東京卍リベンジャーズ・・・などなど。

貴方はタイムマシンがあったら何がしたい?

私は中学2年くらいに戻りたいです。

詳細は割愛しますが、そこでやり直したい事があるからです。

しかし、重要な事を忘れていました。 これを実現するには、過去に戻るだけでなく若返りも必要になるという事です。  今の年齢で過去に戻っても、校内へは入れないでしょう。

若返り・・・これはこれで、タイムトラベルとは関係なく誰もが望みそうな大きなテーマですね。

良い知らせと悪い知らせ

突然ですが、良い知らせと悪い知らせがあります。

良い知らせ)アインシュタインの特殊相対性理論を応用すれば、未来に行けるタイムマシンは理論的に製造可能である事。(←本筋へ戻るための伏線)

悪い知らせ)過去に行けるタイムマシンは、タイムパラドックスが起こるため理論的に不可能とされている事。

つまり、将来タイムマシンが出来たとしても、未来にしか行けない可能性が高いという事になります。

「それじゃ意味がないじゃん!」

同感です。

タイムパラドックス

これを「親殺しのパラドックス」とも言いますが、「親殺し」だとたとえ話でも後味が悪いので「両親の出会いを阻止する」にしておきます。

例えば、過去に戻れるタイムマシンがあったとして、それに乗って過去に戻り、両親の出会いを阻止したとします。

その場合、自分と言う存在はこの世に生まれて来ない事になるので、タイムマシンで過去に戻ってそれを行う事が不可能になります。

その結果、自分はこの世に生まれてくることになり、タイムマシンに乗って過去に戻って両親の出会いを阻止する事が可能になります。

あれれ? 堂々巡りになりますね。  それともSFで良くありがちな「過去の歴史を変えると、自分が透明化する」で解決させましょうか?

いや、そんなことで「タイムパラドックス」は全く解決はしません。

本当に過去に行く方法は無いのか?

実は、この「タイムパラドックス」を回避する方法が1つだけあります。

それは、パラレルワールドを利用する事です。

パラレルワールドは並行世界とも言い、元はミクロの世界の物理理論である「量子力学」の不確定性原理が起こる原因を説明する仮説の1つです。(←詳細は別途:これも伏線)

わかりやすく例えるならば、ドラゴンボールではトランクスが未来から過去である現代へタイムトラベルして歴史を変えても、元居た世界の未来は何も変わらないという状態です。

過去に戻れても、そこはパラレルワールドと言う別世界なので、そこで歴史を変えても元居た世界の歴史は何も変わりません。

「過去へのタイムトラベルは、骨折り損のくたびれ儲け」と言いますが、その代わり上記の「タイムパラドックス」が回避できています。

しかし、残念なことにパラレルワールドが存在しているのか不明であるし、仮に存在していたとしてもそこへ行ける理論がまだありません。

SFをもっと楽しむ方法

SFは相対性理論や量子力学が元ネタになっている場合が多く、これらを浅くでも知っていればより楽しむ事が出来ると私は思います。

それ以外に、SFの格闘ものでは東洋思想が元ネタになる場合も多く、仙道、気功、カンフーなどの知識が多少あれば、スターウォーズ、ドラゴンボール、北斗の拳、鬼滅の刃などより楽しむ事ができます。

物理法則(宇宙)と東洋思想って、無限の可能性とワクワクするネタが詰まっているからだと私は思います。